めがねのミニ知識

めがねについて

1284年ごろのイタリアで、Salvino D'Armate が世界初の眼鏡を発明したとされており、その後16世紀に宣教師フランシスコ・ザビエルが日本に初めて眼鏡を伝えたと言われています。

外から入ってきた光は目の奥の網膜上に焦点が合うことで鮮明な像を得ることができます。この焦点が網膜からずれると、像がぼやけて見えます。めがねは光がレンズを通ると屈折することを利用し、ずれている焦点を網膜上に合わせるとこで鮮明な像を得ることができます。

めがねは大変身近なものですが、無いと大変困るものです。めがねと一言で言いましても今日様々な種類のものが発売されており、視力を矯正するためのめがねや目を保護するためのめがね、サングラスや伊達メガネといった装飾用のめがねなど多種多様です。ご興味のある方はレンズの種類と特徴をご覧ください。


 

めがねレンズの種類や特徴などについて

●近視の方には凹レンズ ●遠視の方には凸レンズ ●乱視の方には乱視用レンズ

単焦点レンズ 焦点が一定の距離に合うレンズ。通常の常用眼鏡や、老眼鏡はこちらのレンズ。
両用レンズ 遠近両用(一つのレンズに遠くを見る部分と、近くを見る部分がある)、中近両用(一つのレンズに中距離と近距離を見る部分がある)などがある。
多焦点レンズ 二重焦点レンズ 焦点が2か所合うようにレンズの位置により2種類の度数が入っているレンズ。老眼や、調節障害などで用いられる。
累進レンズ レンズの中央から下方にかけて滑らかに度数が変化しているレンズ。レンズの部位によって異なる距離にピントが合うようになっている。一定距離に焦点が合う範囲が狭いため少しのずれでぼやけやすい。老視や調節障害などで用いられる。

球面レンズ レンズのカーブが球の一部を切り取った形をしている。一般的なレンズで、度数が強くなると鮮明に見える範囲が狭くなったり、物がゆがんだりする事がある。また、レンズが厚く重くなることがある。
凹レンズ(近視矯正用)
凸レンズ(遠視矯正用)
円柱レンズ 凹円柱レンズ、凸円柱レンズ(乱視矯正用)
非球面レンズ 複数のカーブを組み合わせる事でまっすぐ入ってくる光と斜めから入ってくる光の交わる誤差を少なくするレンズです。レンズ周辺部の歪みが少なく、見え方はより鮮明かつ自然です。また、球面レンズより薄くすることができる。

プラスチックレンズ 素材がプラスチックで、比較的色収差は大きいが軽い。
ガラスレンズ 素材はガラスで、傷や光の透過性に優れており、色収差は小さいが重い。
高屈折レンズ 屈折率が高いのでレンズを薄くすることができます。ただ、度数やフレームの形によっては0.1~0.2mmくらいしか変わらない場合もある。

その他 … サングラス、3D、偏光グラス、色覚補正グラス、プロテクトめがね、伊達めがね

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